2020年4月4日土曜日

「布マスクを全世帯に2枚ずつ配る方針」について

あまり政治に対しての発言はブログ等で行いたくないのですが、
流石に「布マスクを全世帯に2枚ずつ配る方針」については、
どうしたものかと思ってしまいました。

かの老子が言ったとされる『授人以魚 不如授人以漁』という言葉があります。
日本語では「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ」と言う言葉は、
教育用語として、よく使われますし、世界中に似たような意味の言葉が使われていて、
とても含蓄のある言葉の一つだと思います・

この意味としては、
「人に魚を与えると1日で食べてしまう。しかし人に釣りを教えれば生涯食べていく事が出来る」
または
「人に魚を与えると1日で食べてしまう。しかし人に《魚の獲り方》を教えれば生涯食べていく事が出来る」
つまり、物より考える技術を伝えた方が重要だと教えているわけですが。

今回の様なただ単にマスク(つまり物を)を400億円以上も予算を使って、
やみくもに配るよりも、
まずは、最初に布のマスクのつくり方を様々な情報網を使って、
伝える事をする方が国民の能力を尊重した行動になるのではと思っています。
既にyoutubeやSNSでマスクのつくりを習得して、
作られているご家庭も多いかと思いますし、
作っている事を表明しているSNSもかなり見受けます。
本当に作れない人や材料がない人に対して、
各市町村のネットワークや各地の役所の窓口を通じて
マスクを配布すればよい事だと思います。

モノづくりの国日本として政府がアピールしていたのに
ただ単に物を配布してしまうのは、いかがなものかと思ってしまいます。

例えばモデルの紗栄子さんは、
「マスクは自分で作ることができるので、私たち家族にはいらないから、必要としている人のもとにいち早くお届けしてほしい」と持論を展開している。

また4月2日のTBSの番組で、コメンテーターでタレントの小林麻耶さは、
「(マスクの)郵送費だけでなくてそのまま郵送するのではなくてマスクを包装しなければいけないし、もしそのお金があるんだったら増産に回していただいて、私たちの手に入るようにしてもらいたい」と提言し(スポーツ報知)、「まさに正論!」と共感を呼んでいる。

医療従事者に配布するのはまだしも、今からでも、アベノマスクを全世帯に配るのは直ぐに撤回してほしいと思います。
                        タタミスタジオ たむら

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