2011年6月29日水曜日

声でワイングラスを割る方法



ワイングラス等を割る場合の共振周波数(といいます)はガラスの硬さ、薄さ、形等で変わるために数値が決まっているわけではありません。
同じワイングラスでも個々の物でガラスの厚さや形の微妙な違いで共振周波数は少し違います。
実際にワイングラスを声で割る人の場合、グラスを叩いて絶対音感的に共振周波数を覚えてその周波数で発声しますが、その際に微妙に音の高さを変えてグラスを見ながら共振周波数を探る調整している事がわかります。
 スピーカを使っても同様で音を出してワイングラスを割る場合でも同様に、周波数を少しづつ変えて共振周波数になった時に結果的に割れると言うことになるようです。
 従って、デス声というか、単に凶暴な声では割れないようですね。

2011年6月26日日曜日

Throat of Japan 2011 クラヤミノtones

2011年6月9日(木)、7月14日(木)、8月11日(木)、9月8日(木
-Throat of Japan(日本の喉)-
日本の喉(声)の今と昔を探るライブ&ワークショップ 参加者募集中
様々なジャンルの喉(声)のプロフェッショナルを迎えた全4回 

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ゲストに様々なジャンルのプロフェッショナル達を迎えた真っ暗闇の中での生声を中心としたライブとレクチャーワークショップは、他では味わえない臨場感に溢れた体験となります。

一緒に発声すればプレイヤーに、休んで聞いていればリスナーになる
不思議なホーメイの基本発声ワークショップ。
渋谷アップリンクバージョンは、ボイストレーニング的に学べる。
声が出せれば誰でも参加OKです。
http://bfrec.com/tones.html

前回の参加者アンケートより
「暗闇の中で演奏が聴けてものすごく贅沢な空間を味わいました。ありがとう」
「人の声に興味があり、暗闇で人の声に耳を傾ける事がこんなにも面白いとは・・・」
「新しい発見です。時間が許す限り、このイベントを継続して参加してみたい」
「倍音まみれになった!」

■日程:ゲスト講師(ライブ&ワークショップ)
6月 9日(木):徳久ウィリアム(ボイスパフォーマーの喉)→定員に達しました終了
7月14日(木):田中悠美子竹本駒佳(女流義太夫の喉)
8月11日(木):福岡ユタカ(フリー・ヴォーカリゼーションの喉)
9月 8日(木):柳家小春(江戸音曲の喉)

■時間:19:30開始、21:30終了予定(受付は19:20までに済ませてください)
■定員:45名限定
■料金:全4回予約12,000円(1回あたり3,000円になり大変お得)、2回以上予約3,500円、単発予約4,000円、当日5,000円、学生2,500円(予約当日共に)(全てアフタードリンク付き)

■場所:〒150-0042東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1F 渋谷アップリンクファクトリーhttp://www.uplink.co.jp/factory/log/003961.php
■TEL:03-6825-5502
■予約方法(事前予約必須):
このイベントへの参加予約をご希望の方は
(1)お名前、(2)人数、(3)住所、(4)電話番号を明記の上、
件名を「予約/クラヤミノtones」として、factory@uplink.co.jpまでメールでお申し込み下さい。人数調整がありますのでキャンセルは必ずご連絡下さい。

■注意点:
・嗅覚が敏感になりますので香りの強い食べ物や香水はお控え下さい。
・光る物、音の鳴るものは持ち込まないで下さい。
・完全暗転になりましたら途中入場が出来ません。
・長時間声を出し続けますのでペットボトルで水をご持参してください。
・暗闇に不安のある方はご遠慮ください。
・15歳未満の方や聴覚に問題のある方は参加できません。
・記録の為に写真撮影や録音を行っています。
(写真は主にHPで使用、録音はyoutube、SoundCloudで公開する場合があります)

主催:㈱BF.REC、共催:UPLINK

2011年6月9日木曜日

20110609 クラヤミノtonesレビュー



日時:6月9日(木曜日) 19時半から

梅雨のさなかですが天候にめぐまれました。
でも、むしむしする日でしたね。
今回からはシリーズ企画「Throat of Japan」全4回です。
「Throat of Japan」では毎回際立った喉を持ったアーティストをお呼びします。
会場の照明が明るい中でライブ、レクチャーを受けた後に
会場を真っ暗闇にしてレクチャーで得たものを参加者が実践し、
最後に真っ暗闇の中でもう一度ライブを体験するワークショップイベントです。
真っ暗っていってもクラヤミノtonesの真っ暗は完全暗転です
自分の手ですら見えなくなります。
この暗闇だけでも体験する価値があるとアップリンクさんはおっしゃっていました。

初回のゲストはクラヤミノtonesメンバーでもある
(スーパー)ボイスパフォーマー徳久ウィリアムさん
(スーパーは僕が勝手につけました。)
ウィリアムさんは人の声の限界に挑むようなパフォーマンスを
ここ5年間は毎年計約100本以上もこなしながらも全く喉を壊していません。
(4年前の映像ですが下記をご参照ください。)
喉への負担を最小限にして、色々な声の出し方を探りつづけています。
ライブ以外にもレッスンやワークショップも頻繁に開催しています。
その基礎的なワークでは「発声」を医学的なレベルから捉えているので
どんなジャンルの人でも、または、声を専門としない普通の人にも役立つと定評があります。

今回はそんな徳久ウィリアムさんをゲストにお迎えしたクラヤミノtonesです。
そして、今回も客席とウィリアムさんは大接近です。

19時に開場しました。
実は薄く流れていた音楽はアップリンクスタッフの選曲でした
素敵な選曲でした、ありがとうございます。

優秀というかお客様は会場15分くらいでほぼ全員集合。
開演前にには注意事項がスタッフから説明されます。

開演するとまず始めにウィリアムさんのライブが行われました。
あの有名な「What a wonderful world」を
ふつうに歌うバージョン、
サッチモ風バージョン、
トムウェイツ風バージョン、
デスメタル風バージョン、
ニュースクールのデスメタル風バージョン、
と、分かりやすい曲・モチーフからそれをお手本に、
段階を踏んで、どうやって色んな声色を使って表現していくのかを
分かりやすく説明してくださいました
ところどころで、ウィリアムさんが声の説明を笑いも混ぜてしてくれたのも
とてもわかりやすかったです。
ライブの最後には、その他いろいろな声も絡めてレクチャーライブを終了しました。


そのあとでウィリアムさんとの対談の相手として
tonesメンバーとアップリンクスタッフが表に登場します。
ウィリアムさんとの掛け合いの中で我々tonesメンバー、アップリンクスタッフも
喉声で自己紹介し、サッチモ声も披露しました。
ウィリアムさんには到底かないませんが
複数回tonesに出てる人間としては恥じない声が出せていたでしょうか。

その後は会場から声、喉についての質問を適宜うけながらすすみます。
ホーメーについての質問、また、ニュースクールのデスメタル声に関する質問が上がりました。
これらは参加者も一緒にウィリアムさんに声の出し方を聞いて真似をしてみました。
世界にどれくらいのこえがあるにかという質問には、
いまも知らないところでおもいもつかない声が生まれているとのことでした。
なんかロマンチックですよね。

だんだん暗くなっていきます。
今回は30分くらいで真っ暗になっていたでしょうか。
ライブ、レクチャーから部屋が暗くなって行くのと同じように緩やかに
呼吸、発声のワークショップに移行します。
今回は暗転が早かったせいもあって真っ暗の中で
ウィリアムさんのイメージ想起させるアナウンスが冴えます。
内容は身体を風船に見立てた呼吸法をした後で、
身体の軸の中にu、o、a、e、i、nを感じながら声を出す倍音声明、
また、身体スピーカーをした後に全員でo、e、iを発声します。
このワークは声を出すことが身体で感じられてとても感激しました。

体中がスピーカーであることが実感できます。

ウォームアップが整ったところで口琴の音で全員の音をチューニングし、
2分づつo、e、iを発声します
裏声、喉声、いろいろ、色んな音がでてました。
でも、凶暴な感じではなく、
でも、心地がとてもよいものでもなく
バランスがとれた豊穣さというか、とても多様性がたもたれた森ができあがりました。
前回の全体がハーモニーになっているのとは少し違いました。
その後に再度、全員でo、e、iを音を合わせてだします。


終了後はウィリアムさんのライブ。
口琴を使った演奏から即興演奏になりました。
ウィリアムさんの声色が変わるたびに別の生物が暗闇の中に存在しているようです。
しかも、声が移り変わって混ざってる部分もあるので
様々な動物が暗闇のなかで召喚されて部屋をかけまわっているようでした。
アンコールを経て、参加者に感想を聞きながら部屋を明るくしていきます。

明るくなった後も口琴ワークショップが突発的に発生したり、
興奮がなかなか冷めない一夜でした。

そして7月は第二回!女流義太夫の声を暗闇で味わい、暗闇で体感します。そして暗闇で三味線と共演もできるかも!

楽しみだ!


2回目以降も素晴らしいゲストが続きます。
7月14日(木):田中悠美子竹本駒佳(女流義太夫の喉)
8月11日(木):福岡ユタカ(フリー・ヴォーカリゼーションの喉)
9月 8日(木):柳家小春(江戸小唄の喉)



お問合せは下記です。


クラヤミノtones『Throat of Japan』全4回
日時:6月9日(木)
(日時:7月14日(木))
(日時:8月11日(木))
(日時:9月8日(木))
各日19:30開始/21:30終了予定(受付は19:20までに済ませてください)
料金:

・全4回予約12,000円(1回あたり3,000円になり大変お得)
・2回以上予約3,500円
・単発予約4,000円

・当日5,000円
・学生2,500円(予約当日共に) 
[すべてアフタードリンク付き]

■注意点

・嗅覚が敏感になりますので香りの強い食べ物や香水はお控え下さい。
・光る物、音の鳴るものは持ち込まないで下さい。
・完全暗転になりましたら途中入場が出来ません。
・長時間声を出し続けますのでペットボトルで水をご持参してください。
・暗闇に不安のある方はご遠慮ください。
・15歳未満の方や聴覚に問題のある方は参加できません。
・記録の為に写真撮影や録音を行っています。
 (写真は主にHPで使用、録音はyoutube、SoundCloudで公開する場合があります)
■予約方法
このイベントへの参加予約をご希望の方は
(1)ご希望の日程(及び連続予約される方はその旨も)※忘れずにご記入ください。
(2)お名前
(3)人数
(4)住所
(5)電話番号を明記の上、
件名を「予約/クラヤミノtones」として、factory@uplink.co.jpまでメールでお申し込み下さい。