エアリアルシルク/テッシュー・パフォーマーモデルによる
「第4回Moving croquis ムービングクロッキーの会」
13時開場、13時30分~15時30分(2時間)
クロッキー料金:3,500円(税込み)定員:4名 募集中
注意事項
(三脚は自分で持ち込める簡易的な三脚であればOK、大きいサイズはご遠慮ください)
他の参加者、パフォーマーが危険な状態にならないようご配慮お願いします。
不可事項)
✖毛筆、木炭、水彩絵具、油絵具 などの液体、粉が飛び散りやすい画材
BF.REC(ビーエフレック)では、 「五感を意識して遮断および刺激する体験」 「脳に新鮮な刺激を与える体験」をコンセプトにした Unique experience(ユニークな体験)なワークショップを開発しています。
エアリアルシルク/テッシュー・パフォーマーモデルによる
構成・演出・振付・出演:北村明子
2025年11月1日(土)~11月3日(月・祝)
会場:シアタートラム
タタミスタジオのタムラです。今回、北村明子作品の中でも特に感銘を受けましたので、勝手にレビュー致しますので、ご興味がある方はお読み頂ければ幸いです。
『THE LONG STRONG HAPPY DEATH』ー 何度でもやってくるカタルシスとクライマックス
この作品は単なるダンス作品ではなく、「記憶」と「死」が交錯する無意識の風景を、身体を媒介として可視化する実験的な儀式のように感じられた。舞台上の身体は、生と死の境界を往還しながら、失われたものの「残響」として動き、その姿は「個人的無意識」と「集合的無意識」の間を漂うアーキタイプのようであり、観客はおのずと自らの深層心理を投影せずにはいられないだろう。
作品全体に流れるのは、「死」を終焉ではなく変容のプロセスとして捉える姿勢を感じ、タイトルに含まれる“Happy Death”は、勝手に解釈するとタナトス(死の欲動)としての破壊ではなく再生の契機として受け止める心理的成熟を象徴していると感じられた。また武闘的な動きの中で、身体は何度も「崩壊」し、再び何度も「生成」される。これはまるで、“繰り返し衝動(repetition compulsion)”が昇華へと変わる瞬間を思わせる。
照明の明滅や音響の変化は、記憶の断片化を象徴しているように見え、美しい轟音と暗闇の中で浮かび上がる身体は、忘却と想起のはざまで揺らぐ記憶のイメージそのものに感じ、観客は自らの内に眠る喪失の記憶を、身体への振動として追体験させられる。観る者の心は、舞台上の身体に“投影”され、他者の死を通して自己の「生の意味」を問い直す様に設計されたのかもしれない。
北村作品の通底するテーマとして「身体が語る無意識」というダンスとしての核心があると感じている。それは言語化される前の情動、あるいは記憶の前駆的断片等、舞台が進行すると、それらが身体の震え、息づかい、重力への抵抗感として目に見えるものと変化していく、それと共に本作品の凄さは、音響と身体性との一体感だろう。抑圧された感情が何度も浄化されていき、わかりやすくカタルシスのプロセスを目の当たりにしたところだと感じている。
そして最後に感じられたのは、「死」への恐怖の昇華ではない、おそらく観客に残るのは、恐れではなく、静謐で透明な感情による”幸福な死”という逆説的な言葉が意味する生の深度への覚醒だと思わせたところだ。ぜひ北村作品を体感して頂きたい。

エアリアルミニ発表会『夏至の黄昏』
タタミスタジオ浅草
2025年6月29日(日)開場15:45, 開始16:00~17:00の予定 15名限定
受付、もしくはお電話でも受付いたします。
タタミスタジオ浅草
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