2012年1月19日木曜日

どれも思わず納得...「うつ病にかかりやすい職業」トップ10【前編】

image photo by Thinkstock/Getty Images

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うつ病の原因は様々ですが、働き盛りの世代では仕事のストレスがうつ病につながるというケースが少なくありません。

ストレス・フリーな仕事というのは存在しませんが、特にうつ病のリスクが高い職業としてはどのようなものが挙げられるでしょうか? ワースト10を、アメリカの健康専門ニュースサイト『Health.Com』からお届けしたいと思います。

まず【前編】では10位~6位です。


■10位:セールス業

セールス業はリストの10番目に位置しますが、うつ病の原因となる要素はたくさんあります。

出来高制で働く場合、次の支払いがいつになるのかもわかりません。仕事の出来によって、旅行に行けるかもしれない一方、家族や友人と一緒に過ごせないということもあります。また、雇われるのではなく、自営する場合も、利益は限られがちです。

収入が不安定で結果に対するプレッシャーが重く、長時間労働にもつながるという点で、ストレスの高い職業といえるでしょう。


■9位:ファイナンシャル・アドバイザー、会計士

とにかくストレスの連続です。たいていの人にとって自分の老後の資金を管理・運用するのは煩わしいもの。それなのに、何千・何億円にものぼる他人の資産を扱うなんて想像できるでしょうか。
「他人の財産を扱うには大きな責任が伴いますが、市場をコントロールすることはできません。

クライアントの資産が減ろうものなら、自責の念にも捉われますし、ひっきりなしに怒鳴られることだってあるんですよ」(メンタルヘルス・カウンセラーのデボラ・レッジ氏)

■8位:整備業

問題が起こったときにしか必要とされない仕事についてどう思いますか? 整備業に携わる人たちはまさにそんな毎日です。

突然呼びつけられたり、スケジュール変更があったりしますし、夜間勤務も少なくありません。そのうえ、客がめちゃくちゃにしたものを片付けるのは大変な仕事であるにもかかわらず、賃金は低いのです。
「人の入れ替わりが激しい仕事です。同僚はいても、作業は孤独ですし危険も伴います」(米タフツ大学の臨床心理学者クリストファー・ウィラード氏)

■7位:秘書業

この職種の人は、要求されることは大きく、自分の仕事のコントロールができないという昔からありがちな悩みを抱えています。

秘書業は、企業の最前線であらゆる方向から注文を受ける仕事。しかし組織においては下位に属し、裁量の余地がありません。

毎日予期せぬ出来事が起こりますが、自分以外の誰かを楽にするためにやる秘書業務は周囲から評価されにくいのです。


■6位:教師

教師がやるべき仕事は常に増え続けているようです。放課後にも仕事はたくさんあり、家に持ち帰ることもあります。給与はそれほど高くないけれど、やるべき仕事は山積みです。
「教師をしていると様々な角度からプレッシャーを受けます。生徒、その親、そして標準に合わせようとする学校からです。そのうえ学校ごとに欲求水準が異なります。

それで自分を見失い、なぜ教師になったのかという理由さえ忘れてしまいがちです」(ウィラード氏)

まずは10位から6位までお届けしましたがいかがでしたか? 元記事はアメリカのものですが、日本でも多いに当てはまるように思われますね。

【後編】では5位から1位の発表です。一体、どのような職業がランクインしているのでしょうか。

(中田綾美/Menjoy!

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